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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


相変わらず言葉少なに
手も繋がすに家に帰る

閉まる鍵の音に重なる

「姫凪、来て」

京治の低い声

京治が私を呼び捨てにする時は
余裕がないくらい
興奮してる時…か

『待って、京治…』

「待てたら言わない
とりあえず…抱くから」

怒ってる時

強く握られた手
グチャグチャに脱ぎ捨てた靴を
無視してベットルームに
引き込まれる

「俺に話したい事は?」

押し倒した私を
見つめる目は暗く沈んでる

『話したい…事?』

「ない?」

話したい事は沢山ある
あるけど…

「聞こえないのか?
俺に黙ってる事はないかって
聞いてるんだよ…姫凪」

怖いくらいに鋭い視線に
身体が竦んで
声にならない

「何も言う事ない?
それとも…言えない…?」

憂いを帯びた顔が歪み

「じゃあ身体に聞く。
悪いけど優しく抱けない、から」

乱暴にベットに押し倒された

京治らしくない
荒々しい手付きで
脱がされた服
確認する様に肌をなぞる
唇と指
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