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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


姫凪さんとなら
何でも美味しく感じるのにな。

大きな溜息を吐き出す為に
吸い込んだ息で腹まで膨れたように
感じてしまい、止まった箸

「食わへんの?」

「…食う、けど…」

進まないな
姫凪さんに逢いたいな
寒くても一緒に公園で
コンビニ飯食うほうが
絶対美味いに決まってるのに

「赤葦くんって少食なの?
それとも拘りあるとかー?
今度ご飯作りに行って良い?
私料理には自信あるよー!」

なんで爪の垢程も興味のない
女子と飯を食わなきゃいけないんだよ

「ぬけがけズルい!
私も作りに行きたい!
ツムくんは彼女居るから
さすがに部屋には行けないし!」

「当たり前や。
ちゅーか、ツムくんとか馴れ馴れしいねん
サッサと食えや
女の所戻られへんやんけ」

「返したくないから
遅く食べちゃおうかなー」

近くで交わされる会話を
上の空のまま聞き流してると

「…俺、やらかしたか?」

宮侑と似てるようで
少し違う声が背中にぶつかる
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