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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


「お風呂は諦めて
今日は寝てください
気分は?
お水、持ってきましょうか?」

ベットに寝かせて髪を撫でると

『…大丈夫…』

今にも閉じそうな目を
無理やり開いて俺に笑う

「気持ち悪くなったら
我慢しないで呼んで?
おやすみ…姫凪」

"オヤスミ"と弱々しく動く唇に
軽い口付けを落として

リビングに戻り
木兎さんが潰れるまで
酒に付き合い
最終的には俺も明け方に撃沈した

起きた時には
姫凪さんはもう出掛けてて
朝ご飯がテーブルに並んでいた

「起こしてくれたら良いのに
姫凪冷てえ!
一緒に食って出たかった!!」

「仕方ないですよ、それは。
木兎さんもそろそろ出ないと
大変じゃないですか?」

「あ!そうだった!
食ったら弾丸で帰る!」

珍しくもない朝の風景なのに
どこか心が寂しい感じになるのは
この後に吹き荒れる嵐を
どこかで感じてたからなのかも知れない

木兎さんを見送り
自分の身支度を整えて
大学へ向かう
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