• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


姫凪さんの返答に
まだ不満そうな木兎さんが

「御礼ね~
社会人ってそんなもんー?
"アリガト""ドウイタシマシテ"じゃ
駄目なわけ~?」

髪の毛を結んだゴムを解き

「アイツ勘違いしてんじゃね?
警戒心強くて怖がりなくせに
どっか隙あっからなー、お前…
俺が男ならヤキモチで
めちゃくちゃにしてんぞ…」

フワリと立つ香りに顔を埋める

『アキラさんは
そういうんじゃないと思うよ?
ほら、本当の彼氏に
めちゃくちゃにされたら
また潰れちゃうから
そろそろ離れなさいね』

隣に座る俺を気遣い
木兎さんを押し返す姫凪さんは
いつも通りで
疚しいことなんかあるはずないのは
嫌というほど伝わって来る
何も問題ない

「騙されんな、姫凪!
男なんてなー!
あわよくばの塊なんだぞー!
今日の合コンだって…」

『合コン?』

「いや、姫凪さん
合コンをしたわけではなく…」

「結果合コンじゃん
赤葦もモテまくりだったし」

『モテまくり?』 
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp