第72章 ♑瞳を閉じても（赤葦京治）

「…ァｯｯ、バカ…！
イキナリ…ッ」

不覚に漏れた甘い声に
艷やかに微笑み
更に激しく突起を攻める

緩んだ唇からは
途切れた甘い声が溢れて止まらない

大人しくなってたはずの
俺の息子は
見る間にヤル気を全面に出し
カウパーで姫凪さんの肌を
汚していく

『凄い元気…』

「木兎さん程ではないでしょう？」

わざと木兎さんを
引き合いに出して
構ってオーラを出す俺に
一瞬目を丸くして

『どうだったかな～？
京治に上書きされて忘れちゃったよ
思い出して欲しいの？』

丸くした目を三日月に歪めて
また俺を攻め始める
その舌遣いは絶妙で
俺を気持ち良くする術を
知り尽くしてるのが
伝わり過ぎるほど
伝わって来る

「まさ、か…
もっとシテ欲しいから
言った、だけ…」

思わず漏れる本音に
幼く笑い

『素直だね、京治くんは…
良いよ？もっと…シテあげる』

カリッと立てられた歯が
俺の突起を押し潰し
硬くなった肉棒の裏筋を
細い指がなぞる