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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


結局、俺だけじゃ足りないって事だろ?
木兎さんみたいな後継人が居るから
納得しただけじゃないか

「もう無理させる事はありませんから
心配なさらずに。
じゃあ、これで」

なんとか冷静に言って
姫凪さんを引き受け
浅く頭を下げて

「木兎さんスイマセン
行きましょう」

キョトンとしてる
木兎さんに声をかける

「お、おう…
マキマキ!またな!
えっとアキラくん…」

「木兎さん、行きましょう」

その人には"また"と
言ってほしくない
もう逢いたくない

こんな事思う事自体
ガキなのかも知れないけど
嫌な予感がするんだ
冷静で居られない自分に

「おーい、俺はー?
またな!赤葦くん、木兎くん
…姫凪ちゃんも!」

光の強過ぎる
この人の全部に
不安が煽られて仕方ない

アキラさんの声を無視して
姫凪さんを起こさないように
静かに歩く俺に

「あかーし?
お前らしくなくね?
アキラくんって
そんな悪い奴じゃなさそうだけど?」

木兎さんが後ろを気にしつつ
声を掛けてくる
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