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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第70章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋⑥(宮侑 治)


違和感やモヤモヤを抱えてるのは
自分だけやなかったと
気付くはずもなく

少し寝て起きて話して
いつも通りやと
疑いもせんかった。

「治くん…起きて?」

「…サクラ…イヤや…
まだ寝るねん…
おいで?」

「でも、そろそろ帰らんと
侑くんも帰って来るし…」

「…もう、こんな時間?」

揺り起こされて見た時計に
時の流れを感じる

「私もメッチャ寝てもうて…
せやし、もう帰らな…」

スッカリ服を整えたサクラに
また少し感じる違和感

でも、それを問い詰める時間も

「サクラ…帰るん?ホンマに?」

「ちょ…治くん…
もうアカン…身体限界…!
今日はもう…な?」

「…分かっとるよ…無茶させたもんな…」

身体を合わす余力もなく

「送るから、チョイ待って」

選択肢は一つに絞られてしまう

「あ、エエよ!
そんな遠くないし…
時間もそこまで…」

「遠いとか近いとか
遅い早いやないやろがい
一緒に居りたいから言うてんねん
お前は、違うん?」

「…!!
そ、そんなことない!
一緒に居りたいよ…治くん…」
 
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