第70章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋⑥(宮侑 治)
搾り取られる様に吐き出した欲にさえ
ヒクヒクと反応するサクラのナカに
幸せを噛み締める…けど。
「…まだ、足らん…腹減った…
サクラ…寝んといて?」
まだどこか満たされへん気がして
「もっかい…シよ?」
引き抜いて処理して
また抱き締めて
サクラを強請り擦り寄る
"待って"と漏れる声を食べ
「なんて?
聞こえんかった…もっかい言うて?」
喉に噛み付きサクラを射抜く
「…なんもない…
そんな目で見られたら、私…」
「どうなるん?調べてエエ?」
「…うん…調べて…」
恥じらいながらも抵抗を止めるサクラを
思いっきり抱き締めて
アチコチにキスを落としながら愛撫する
熟れすぎた果実を皮も種も残らんくらい
貪り食って
「サクラ?」
「…なんか疲れてもうた…
チョットだけこうしてて」
「おん…分かった…
なんか…ゴメンやで?
ガッツキ過ぎた」
フラフラになった
華奢な身体を胸におさめる