• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第69章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑 治)⑤


「あ、かん…サクラ…出るっ」

寸前で引き抜こうとするのを
拒否すると
喉に生暖かく苦い味が広がる

「サクラ、大丈夫か?!
ココ、吐き出してエエから…」

口元を手で覆う私に
ティッシュを引き抜いて
差し出して
心配そうに見つめる目

さっきと同じく首を横に振ると

「アホか、無理すなや!
きれいなモンやないのに…!」

泣きそうな声が
私に届く

「…汚いモンでも…ないよ…
治くん…好き…
全部が好きやから…無理…ちゃう…」

喉の奥に落ちた精液より
苦い気持ちに
見つめ合ってた目から

「私…を見て…」

涙が溢れてしまう

「見てる…見る…約束するから…
泣くな…頼む…から…」

困らせたくないのに
それは間違いないのに
私はホンマにアカン子ぉやな…
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp