第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
溜まる竹串と積み上がる皿に
お互いツッコんで
目の前の食物を平らげて行く
『なんか久々に
こんなに食べたかも…』
お腹を擦りながら笑う姫凪に
「いつも猫かぶってんのが
よう分かった」
イタズラな笑いを見せる
『それは!治くんが居るから…!
なんかガッツクの恥ずかしいやん!』
姫凪から溢れた治の名前に
ビクッと肩が揺れ
思わず次の言葉に詰まってしまう
「ホンマお前ら
治の事好き過ぎるやろ…」
必死に絞り出した声に
返って来た言葉は
『…好き…やで…』
歯切れ悪くて
迷いが伝わって来る