第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
『あー…ウチのお母さんもやわ…
”何かに使える”って煎餅の入ってた缶やら
コーヒー入ってた瓶やら
ゴロゴロあるもん…
近くにコンビニあるし
買うて来ぃよ
その間に私、お粥さん作っとくから
サクラもそろそろ着くやろし
治くんが動かれへんからって
侑がサクラに変な事したら
敵わんからなー』
姫凪が俺の背中をグイッと押して
シッシッと手を振る
「せぇへん言うとるやろがい!
お前こそ治にエロいイタズラ
する気ちゃうやろな!」
『せぇへんわ!エロ侑!
さっさと言って来ぃや!
なるべく量多いの買っといでや!』