第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
これで良かった?
明日はサクラと
普通に出来る?
明日は私らしく笑える、かな?
寝過ぎた次の日の朝
熱はマシになったし
行ける!てゆっか行く!
制服に着替えて
髪の毛を梳かして
お気に入りの香水を付けて
バタバタとリビングに入った
「早いやん!
大丈夫?」
『おん!寝たら治った!』
必死にイメトレしたいつも通り
「はいはい。ほな早く座り
ご飯できとるよ」
『はーい。
サクラ、私カフェオレ。
ミルク多め!』
「それは自分で淹れ
黒焦げの玉子食べたくなかったらね」