第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
出て行ったんやない
抱き締められたから
見えなくなっただけ。
でも、それで終わらんかった
抱き締められた身体は…
ズリズリと押されて
ベットに押し倒された
待って?どういう状況?!
なんで私がベットに?
その上に治くんが居るん?
パニック寸前の頭で必死に考えるけど
「侑、此処にも入ってんな」
それも一瞬で回路を断たれる
「来たんやろ?侑」
侑?
侑…の事、言うのは…
『…え…ちゃう…
侑、来て…ない』
アカン。
約束したもん
内緒やって約束…した