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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)
第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
いや…サクラは悪くない…
悪くないよ
”…寒い…サクラ…
行かんといて…”
手をギュッと握り締めて
声をしぼりだす
それでもサクラは行こうと
私の手をブンブン振る
”ごめん…居って…”
謝る。何回でも。
お願い、一人にせいといて。
私の懇願が通じたのか
フワリと笑うサクラが
私を向き直ってくれた
寒かった身体がポカポカして来て
少し落ち着く息
でもヤッパリ体調は良くない
時々すごく苦しくなって
サクラの胸にしがみついては
息を吸っては吐いた
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