第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
「そう?てゆっか、もうこんな時間やん
デート中眠くなんで?
そろそろ寝よか」
『おん、オヤスミ…』
なんもない、とか
ウソやった。
なんか頭痛いし
少し吐き気もする
小さく殺す咳を聞かれない様に
毛布に頭から包まった
携帯に何度か着信が入った気がしたけど
確認する気力もなくて
グッタリとベッドに横たわって
夜を明かす
朝起きたら
何度も入ってるサクラからの着信
怒ってるんやない
心配してるだけなんが分かる
サクラはそういう子や
分かるよ
これでも16年双子やってんねんもん。