第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
『なんもあらへん!
明日は…
待ち合わせ遅いねん…
せやからその前にデート対策や
教えて~センセ〜!』
明日中止にしたのは
自分やのに
口に出すんが痛くて
小さなウソをつく
「なんや!そうやったん?
早よ言いな!」
なんの疑いもなく笑う
ナナに少しでもと笑顔を分けてもらう
話し込んだ夜中
私の身体に異変が現れる
「姫凪?どないしたん?
なんかさっきより
顔色悪ない?」
私の顔を覗き込み首を傾げるナナに
『そう?なんもない、けど…』
私も笑って首を傾げて返す