第37章 ♓それはまるで奇跡の様な…(月島明光)生誕記念 完結
確かに蛍が居なきゃ
確実に信号無視とかして
大変な事になってたかも知れねぇ
その辺は冷静沈着な蛍に感謝だけど…
「まぁ、僕もキミが心配だったし…
本当いつもイキナリ熱出すよね
子供なの?赤ちゃんなのかな?
心配させないでよ、バカガキ」
チョイチョイ!
近過ぎやしないか!?
シレッと姫凪に近付いて
頭を撫でる蛍に
むくりっと湧き出る嫉妬心
もちろん蛍と姫凪が、なんて
思ってない、けど…
『あ、ごめんね…蛍くん…
あの…蛍くんに…チョットお願いが…
あるんだけど…
えっと…二人で話せる、かな…?』
「え?あー、うん良いよ」
「はい!?」
それは聞いてませんけど!?
二人切りは兄ちゃん許してません
「アニキ、うるさい。」
「ごめん!蛍!」
って!これじゃ忠じゃねぇか!
いや、そんな場合でもなくて!