第23章 ♑世界最速のプレゼント(赤葦京治)生誕記念 完結
[また光太郎〜?(笑)
ケーキはあるから
それ以外!
でも、甘い方が嬉しいな!]
[了解、甘いのを沢山
プレゼントしますね]
[沢山?(*´艸`*)期待してる]
その期待に期待しても良いのかな?
なんて、頬が緩む
けど…ヤッパリ
少し先伸ばされた再会の時に
「…足りませんよ…貴女が…」
ため息が漏れる
一年前なら
不意に窓を覗くだけで
廊下を少し意識して歩くだけで
そこにあった笑顔を思い浮かべるけど
画面越しじゃ鮮明には程遠くて
「けーじ、さーみしー…」
そうそう、それ。
ん!?
「木兎サンとクロと
その他諸々が煩いから
さっさと体育館戻れば?
カバン取りに行っただけで
絡まれまくって
超絶迷惑…
…後…ご愁傷さま。」
いつの間にか部室に入って来てた
孤爪が苦情と
なにやら物騒な言葉を吐き出して
また背を丸めて出ていく