第23章 ♑世界最速のプレゼント(赤葦京治)生誕記念 完結
『また…こんな所で…!!』
「スイマセン」
玄関先に散乱してる服を
拾い上げながら
俺を睨む姫凪さん
『京治が風邪引いたら
大変じゃない!もう寒いのに!』
怒ってる理由が自分風邪引くじゃないのが
可愛くて
服なんか
どうでも良くなる
てゆっか、着たくない。
「姫凪…」
『もう!ダメ!
このままお風呂入って来なさい!
身体冷えきってるじゃない!
ご飯の支度済ませに戻るから、ね!』
チッ…バレたか。
”もう一回”は阻止され
仕方なくお風呂で汗を流して
リビングに戻ると
夕餉がテーブルで美味しそうな
湯気を上げてる