第21章 近過ぎたキミ⑥(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
頭の良いサクラちゃんなら
察してくれるだろう。
そう思って視線をはずして
また前を向くと
「及川さん…今日言いましたよね…
何でもするなら…って。」
サクラちゃんがオレのシャツの裾を
引いて止まれと催促する
「言ったけど、無理でしょ?
キミに何が出来るのさ?」
キツくなってしまった口調に
ハッとして
謝ろうと振り向いた先には
「何でも…します……
協力でも…なんでも…」
涙目でオレを見上げるサクラちゃん
「だから…嫌わないで…
…頑張りますから…協力しますから…
避けないで…及川さん」