第21章 近過ぎたキミ⑥(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
やっと落ち着いた
身体を引き摺って
保健室に入ると
「あら?及川くん?
どうしたの?」
保険室の先生が
目を丸めてオレを見る
「お腹痛くて…」
一応それっぽく言って
お腹を擦ると
「あなたも?
仮病が流行ってるのかしら?」
呆れた様にため息をつく先生
「オレ、も?」
「さっきも、一年の女の子が
お腹痛いって来たのよ、ねぇ?
木戸さん?」
そう言って奥に視線を移す
「チョット先生!
仮病ってわけじゃ…!
本当にさっきは痛くて…」
奥のベットから顔を出したのは
「あ…及川さん…」
サクラちゃんだった。