第20章 近過ぎたキミ⑤(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
オデコに当てた手に
熱を移して
姫凪の息は苦しそうに
上がっていく
とりあえず
ベットに寝かせて
眠る姫凪を見つめ
「姫凪…起きてくれ〜…」
と、さっきの状況なわけで…。
手強そうな兄貴の友達を回避して
いざ本格的に口説くつもりが
「ここで寝るか?普通
眠り姫かよ…」
お前に関しては
いつも後一歩なんだよな…
持ってねぇな…
「キス…したら
…起きるかよ…?」
俺のベットで寝息を立てる唇を
指でユックリなぞると
『ん…ぅ…ん…』
ピクリと身体が震えて
甘い声が漏れる