第5章 Rey3
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あれから数日、私は自主練と言う訳でもないけど例のレッスン室で一人で歌っていた。
今歌っていたのは「MONSTER GENERATiON」IDOLiSH7の曲だ。
普段、アイドル曲を聴かない私にとっては新鮮だった。
『7人の曲を一人で歌うのって寂しい…』
ハモリやパートを考えたら当たり前のことだ。
いつもはソロ曲やバンド曲ばかり好んで聞いていたから。
『よし…もう1回』
『〜〜♪〜ッ!?』
突然ドアの開く音がして私は咄嗟に口を閉じた。
やってしまった。鍵をかけ忘れていた。
「……?今の…音無」
『ッ、ぁ…』
私は声を上げることができなかった。