第2章 全てはここから

「あ、あの…お怪我はありませんか？」

仁王「あ、ああ…それよりお前さんは？」

「私は大丈夫です。いきなり飛び出てしまい申し訳ありません…」


いや、飛び出したのは俺じゃけどな。
…にしても若いな。俺と同じくらいかの…
けど制服が違うな…ウチの学校じゃないんか。

…って、


仁王「あっ！」

「どうかされましたか？！まさかどこか痛…」

仁王「すまん！俺ちょいと急いどるんでな、じゃあな！」

「あ、あの…！」


いかんいかん！朝練に遅れるぜよ！