第47章 怒られた
「宗三さんとあまり仲良くないから少しでも仲良くなろうと出かけていたの…でも審神者の仕事をしないで出かけたことには反省してます。ごめんなさい」
どんな理由があれ、するべきことをちゃんとしておくべきだった。
長谷部も怒っているわけではないが自分のやるべき仕事を長谷部は文句言わず率先してやってくれるからつい甘えてしまった。
みんなと仲良くするのも大事だけど審神者の仕事をこなしてこそ主と認められるはずなので今後はもっと身を引き締めて頑張らないと。
「それじゃ長谷部、がんばっ…ん?」
これからやるぞって時に服を引っ張られたような気がして横を見るとそこには愛らしい少年……蛍丸がいた。
「蛍丸、どうかしたの?」
蛍丸「主の……主のっ…バカー!!!!」
「うぎゃ!!」
そう言って私の足を蹴って行ってしまった蛍丸。
私はその場に蹲り蹴られたとこを手で押さえた。
クソいったぁ!!!
多分これでも手加減してくれた方なのだろうが、蛍丸の…それも子供の蹴りがこんなにも痛いだなんて初めて知った。