第17章 弍点ハ 家康の妹〜家康&妹〜
「武将?」
「はい。」
家康が説明をする。
「純音は、俺より弓矢が上手だから信長様が一度戦に連れて行ったことがあるんだ。んで、その時に武功を挙げて今に至るんだってさ。」
「ち、ちなみにおいくつなんですか??」
「敬語はいらないですって。歳ですか?兄上の六つ年下で、16です。思い心がついたときに、伊達家の人質となっていました。」
「政宗のところで……?」
やっぱり、聞いたことのない歴史だ。
変わっているんだ。
「咲良、次に行かなくていいの?」
「あ!そうだった!!」
私は、失礼しますと言って次に向かった。
【徳川兄妹目線】
「兄上、咲良さんって面白い方ですね。」
「あんた、なに畏まって言ってるんだよ……。」
家康は、はあとため息をつく。
「兄上、寿命縮みますよ。」
「天邪鬼で腹黒い、純音は。」
「兄上だって、天邪鬼の照れ屋さんじゃないですか。」
純音は、クスクス笑う。
「じゃあ、仕事に戻りますね。」
と言って純音は仕事に戻った。