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rain of lust【黒バス/ナッシュ】

第1章 rain of lust


「こんなヒクついてんのは・・・たとえ今すぐ中でイっても、まだ物足りねえからだ・・・違うか?」

「ッ・・・ちがう・・」

「ハッ・・・嘘つけ・・、オレには分かるぜ。この後・・どうせおまえはオレに、ベッドでありったけねだって来る・・・フフッ」


背がぴんとなり、くびれた腰をぎゅっと抱かれる。

背後から突かれると内部でナッシュが擦れ、その快楽ゆえ、名無しはどうしても声を漏らさざるを得なかった。

善がる姿をこんなところでさらし、濡れた髪が頬に触れるように、名無しの肉襞も彼自身に纏わりつく。

中が歓喜に満ちるべく蜜を垂らしても、そこで絶頂が訪れても、まだまだこんなものでは足りない・・・それをナッシュに見抜かれていることを、
名無しは恥辱の事実として受け入れなければならなかった。

ただ挿入されるだけではもう満たされない・・そんな身体に、彼にされてしまっていることを――。


「・・・っく・・、・・・ん・・ぁ・・」

「!い・・っ・・・、ナッシュ・・や・・・、ン・・い、くッ―――」

「ッ・・・・」


ナッシュの言葉は絶対だった。
彼が為すと決めたのならば、それが現実に訪れるだけ・・・。

シャワーの音が遠のくほど強かに突かれ、その律動はとても速かった。
出し挿れされるたびに名無しは崩れ落ちそうになって、ひ弱な膝は、ナッシュが時折目を向けても分かる程震えていた。

何をされたわけでもない・・・ただキスを何度も浴び、身体をボディソープで覆われ、流され・・・それに感じて濡れた陰部を、ナッシュが激しく犯しているだけ。

「それだけ」だ。


だから、奥をきゅっと刺激され、甘美な高みを与えられても、名無しにはまだ欲しいものがあったのだ。

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