第4章 少しの歩み。
何がどうなったのか、ナルト、紅、イタチさんに、ゲンマさんが手伝いにと朝から来てくれていた。
確かに、蔵まで掃除しようとしていたが随分とタイミングよく集まったなとおもっているとぐりぐりとゲンマさんに頭を撫でられハッとする。
「なぁーにぼーっとしてんだ?驚いただろ」
「はい、すっごく…」
「カカシ先生にの手伝いするように言われたんだってばよ」
「の手伝いなら仕方ないじゃない」
「もうすぐ、ヤマト先輩も来ると思いますよ」
「まぁ!そ、れは大変な!」
旦那様は一言も言ってなかった。
『掃除手伝えなくてごめんね』
とは言われていた。
蔵から手のつけてない客室や応接室、旦那様が手入れしていた仏間。
今日は畳屋さんが来るはず、障子の張替えと、床掃除や押入れの荷物確認やら布団屋さんに頼んであった新品の布団も届く為一人じゃてんやわんやだと思っていた。
お茶や素麺は多めに買ってあったから困らないとは思ったが予想外の手伝いに、昼食は足りなくなりそうだ。
「く、紅!お願い!氷屋さんと蕎麦屋さん昼までにお願いしていただけますか!それと、皆さん、浴衣があるのでそちらに着替えてください煤汚れはしつこいので、い、いまお持ちします」
中庭に集まっていた一同はポカーンとしていた。バタバタ、とするを見て紅は笑っていた。
「了解よ、じゃ私は行ってくるわね」
「こっちは任せろ」
入れ違いでがもどると、イタチを脱がせようとする彼女をナルトが止めて茶の間に案内する。
は自分の部屋に置いていた綺麗なタオルを持って茶の間を開けると着替え中の男の中「ここにおいておきますから!使ってください!」と言うのを聞いて何故か恥ずかしくなったのは男どもだった。
その後、テキパキと障子を外しているとヤマトが来たらしく玄関から声が聞こえかけていく。