第28章 forever
《翔side》
脱衣所でキスをした時点で疼き始めていた俺の身体。
今すぐにでも智さんに愛されたい…でも一日働いた後飲みにも行って、そんな汚れた身体で抱かれるのはちょっと抵抗があった。
それなのにベッドに連れて行かれると一刻も早く智さんが欲しくて…それでも口だけは抵抗してみる。
「智さん、俺まだシャワーしてない…」
「モタモタしてたお前が悪い」
それはそうだけど。
「でも…」
「でもじゃないよ、自分で誘っといて何言ってんだ」
誘った?俺が?一言もそんなこと言ってないのに。
「誘ってなんかない…」
「じゃあやめるか?」
智さんがまたいたずらっ子の様な笑顔を見せた。狡い…もう智さんには俺の身体が疼いてるのなんかお見通しなでしょ?俺に言わせたいだけなんだから…
「……やめない」
「素直でよろしい」
智さんは嬉しそうに笑って、キスをしながら俺を押し倒した…この瞬間は何度されてもドキドキする。
いきなり激しくキスをしてきた智さん、身体が火照ってたいた俺はそのキスで更に追い込まれた。
「ふっっ、んんっっ…」
必死に応えていたせいか呼吸が苦しくて、少し顔を叛けると智さんの唇が首筋に移動した。ちゅぅっと吸い付く力がいつもより強くてビクッとする。
「あ…さと、しさ…?」
「どうせ残って見えるんだったら俺が付けたキスマークの方が良いだろ?」
智さんがさも当然とばかりにニコッと笑った。
そっか…潤が付けたキスマークの上に付けたんだ。
「はい…全部そうしてくれますか?」
「安心しろ、全部どころか特別サービスで身体中に付けてやるよ」
智さんは唇を這わせながらあちこちにキスマークを落としてく。
智さんに吸われるたび凄く気持ちよくて身体がピクピクと反応してしまう。
「あっ、ん…さと、しさん…」