第7章 終・嘘つきとさよなら
\それは思い出もない過去…/
※"風夜"が"風夢"だった頃の過去話に入ります
風夜(風夢)視線
【風夜!】
【え…?】
片手をあげて僕に駆け寄ってきた、僕と同い年の友達"だった"少年…
【ぼっ僕は風夢だよ…】
【え? なんだ弟の方か! ややこしいんだよお前は!】
僕は何も悪くないのに
責められて
怒鳴られて
怒られて…
【…ごめん…なさい…】
僕は、謝る必要はないのに、謝るしかなかった…
【ただいまぁ…】
【あら、お帰りなさい風夜】
家に帰っても、お母さんは僕の事を風夜兄さんと間違える…