第7章 終・嘘つきとさよなら
突然、悲鳴のような声を上げた幻狼に優は驚いてビクッと震えた
地土「あれ…が……彼の…契約…獣……!!」
幻狼[ぁ…アァアア…ァアアアッ…!!!!]
優「どうしたんだッ…? 幻狼ッ…?」
何かにおびえたように悲鳴に似た声を上げ続ける幻狼に問いかけながら優は頭を押さえる
幻狼[アナ…ンタ…!!? 無限蛇…!!!! なっ何でこんな所に…!!? 何で"こっちの世界"に居るんだッ…!!?]
幻狼がおびえる原因は、実体化した無限蛇のようであった
無限「ふわぁ…」
アクビをした無限蛇は口の前に手をかざす
次の瞬間
優「じっ地震ッ…!!?」
グラグラと揺れ始めた地震
その地震のせいで天井が崩れ…
雷電「避けろルナ…!!!!」
崩れた天井の瓦礫に、いまだに戦っていたルナと葱磨と磨斗は下敷きになった