第7章 終・嘘つきとさよなら
風夜「一希!!? 一体どういうつもりだ!!!! 終わるって何なんだよ!!?」
「偽物ノ君はココで全テを返すンダよ?」
「奪った相手ノ存在を」
「奪ッた相手ノ人生を」
「奪った相手ノーーー…」
真っ暗闇の中で、あっちこっちから声が聞こえてくる
上からだったり、真横からだったり、後ろからだったり…
闇の中では上下左右も分からない
「俺の、名をね?」
第三者の声が聞こえて、真っ暗だった部屋は明るくなった
風夜「一…希…」
大きなカーテンのかかったベッドと立っている風夜の中間らへんに赤い模様が入った仮面をした一希が立っていた
一希「僕ハ、一番隊副隊長…」