第7章 終・嘘つきとさよなら
\カステリャーノ国、支配者/
一希「風夜、こっち!」
道を指差し、スラスラと先へ進む一希
風夜「待てよ一希! 何でこんなに道順が分かるんだよ!!?;」
一希「抜け出した時にあちこち回って覚えたの♪」
風夜(記憶力凄すぎだろ…;)
風夜は一希の後を追う
一希「ここだよ、風夜」
一つの部屋へとたどり着いた
風夜「ここ…? ここに居るのか?」
一希「うん」
こくりっと頷いた一希に風夜はドアノブを掴み、ゆっくりと開いた
風夜「…は…?」
扉を開けた先は真っ暗であった
風夜「一希、本当にこんな所に…=トンッ=
背後から風夜は一希に押された
一希「コレで君ハもう終ワリだヨ…?」
風夜「この声…、お前だったのか一希…!!? どうしてこんな事を…!!?」
ふらつきながら真っ暗闇の部屋の中へと入ってしまった風夜。 扉は閉ざされて何も見えない