• テキストサイズ

例え間違った生き方でも(完)

第9章 叶わない願いと想い


「くっ...華菜...!!」


こんなのってアリですかィ......。


最後に......


こんな手紙を残すなんて......。


ヒドイじゃないですかィ......。


あんまりですよ、こんなの......。


「華菜ッ!!! 頼むから目を開けてくれよ!!
華菜!!!!」

「...ぅ...」

「ッ!! 華菜ッ!?」

「ぅぅ...」

「ッ! 華菜...」

「アンタ、まだ…居たのか、よ…」

「よかった...目、開けてくれて...」

「…どうして...あたしは...生きてるの...」

「ぇ?」

「死なせて欲しかった...あたしには...こんな世界で生きていけないんだから...」

「何でそんなこと!!」

「アンタらはあたし...いや、オレの"敵"なんだから...この世界に居続けると"捕まる"...いや、"殺される"」

「......」

「だから、死んだ方が良かったんだよ...どうせ"死ぬんだからさ"...」

「華菜...」

「アンタだって"真選組"なんだから...あたしのことを"捕まえる"気だったんだろ、本当は」

/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp