第3章 はじめの一歩
本来の目的を思い出したわたしは
体育館の中に入っていった
そしてめちゃくちゃきれいな人を見つけて、
彼女に吸い寄せられるように近づき、気づいたら声をかけていた
『あの…』
?「あ!もしかしてマネージャー志望の子…?」
『あ、はい!そうです!男子バレー部のマネージャーになりたくて…』
そうだったそうだった
危ない、ただのナンパになるところだった
?「ほんと!嬉しい!わたし、マネージャーの清水潔子。
よろしくね(ニコッ)」
『わ、わ、わたし、あかり夢水です!よろしくお願いします!!』
潔子さんのスマイルにドキドキしながら
本日何度目かの自己紹介をした
その後、潔子さんに
主将の澤村さん、もう1人の3年生の菅原さん、ちょっと怖そうな2年生の田中さんを紹介してもらった
みんなわたしの入部をとても喜んでくれているように見えて(特に田中さん)、すごく嬉しかった
こうして無事にわたしは
烏野高校排球部のマネージャーになることができた