第3章 はじめの一歩
影「おう」
『飛雄くんはやいね!もう入部届け出した?』
影「うん、出したけど追い出された」
『そうなんだ〜!はやいね!
って、え!??今なんて?』
影「いや、だから、追い出された」
『なんで!??なにするとそうなるの!?
わたしも追い出されたらどうしよううう』
入部届け出す=追い出される
っていう謎の方程式が頭の中でできた頃、
?「おい、影山!その子誰?知り合い?」
飛雄くんの後ろからわたしと同じくらいの背の
オレンジ頭が飛び出して来た
影「中学がいっしょだった」
ちょっと面倒くさそうに答える飛雄くんに
ちょっとイラっとしながら
『4組のあかり夢水です!
よろしくね(ニコッ)』
とオレンジボーイに挨拶した
?「おれ、日向翔陽!1組!よろしく!!」
オレンジくん…じゃなくて日向くん、
どこかで見たことある気がするな〜って思って
記憶を辿ってたんだけど
日「あかりさんは、なにしに来たの?」
っていう日向くんの声で自分の用事を思い出した
『あ!そうだ!入部届け!!
じゃ、またね〜!』