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【戦国BASARA】闇色夢綺譚 ※R18

第3章 ~ひらり、ひらりと久遠の破片~


「ん…」


我は名前の唇を塞いだ。
久しく味わう名前の唇は前より甘みが深くなった様にも思う。
その甘さは我の理性を容易く切る。
いや、名前と分かった瞬間、我の理性などないに等しい。

その口付けは更に深くなり、無我夢中で名前の口内を犯し続ける。


「ぁ…んっ…」

唇の隙間から漏れる淫らな嬌声が我の欲望を滾らせる。

気持ち良い…。

そなたは何故、か様に気持ちが良いのか。

名前の唇は互いの唾液で溢れ返り、それの銀糸が我とそなたを繋ぐ。

我はそれが引き金となり、ゆっくりと#名前#を地に縫いつけ夢中で犯した。
逃げる舌を追いかけ、我の舌を絡ませる。

「あっ…ダメ…」

名前は嫌がるも、我は構わず続ける。
そして、名前をうつ伏せにし、名前が喜ぶ背筋を舌でなぞらえた。


「ぁ…っ…」


しなる身体が美しい。

淫らな名前が愛しい…。

あぁ、もっと喜ぶが良い…。

あぁ、もっと感じるが良い…。

熱くなる身体、紅に染まる素肌。
全て、我の色に染まるが良い…。


「ぁっ…もっ、と…」


我はその台詞で全てとらわれ、名前の中に己を捩じ込んだ。
その瞬間名前の身体は弓の様にしなり、より一層高い声で啼いた。

「っ…名前、名前、名前っ…!」

あぁ、気持ち良い…。

中で我の欲が膨れ上がる。
それに名前が応え、卑猥な水音が響く。

白の世界で我とそなたの二人。
聞こえるのは、我と名前の淫らな吐息だけ。


「んっ…、あなたは…」


#名前#がもう一度我に問う。


「っ…思い出してみよ…っ」


我はその瞬間、名前の中で果てた。




夢での逢瀬。



我は…




再び





囚われる。
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