• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第84章 ジャックダニエル


「…美味しかった?」

「うん、光忠、甘ぃ‥」

鼻の先にチュッと口付けして頭を撫でる。

蕩ける様な笑顔でこてん、と首を傾げるちゃんが可愛過ぎだ。‥と、そこまで黙って見ていた長谷部君が、拗ねた様にちゃんを引き寄せ胸に抱く。

「主、俺のが良いですよね?」

「うん?長谷部も美味しいよ?」

そうじゃなくて!と、ちゃんを後ろから抱き締めて首筋に口付ける。

「んっ‥はせべ?」

「あるじは、俺のですよね?」

つつ、と首筋から耳へ舌を這わせ低い声で耳の中へ囁く。

彼女の真名を。

「‥。」

はせべ、と小さく呟いた言葉ごと飲み込む長谷部君。その背中に腕を回し、もっと、と先をねだるちゃんから、また目が離せなくなる。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp