第77章 幼心
「おお、見ろ。雛祭りの特集をしてるぞ?きみも小さい頃は雛人形を飾ったりしたのかい?」
「うん、飾ったよ。真っ赤な十段飾りの大きいのでね、しょっちゅう登って怒られたなぁ‥子供って変な事するよね。」
けど子供は可愛いから好きだな。と言ったところで、じゃあ俺と作るか!と放った国永が吹っ飛んだ。
「いってぇぇ!何すんだよ!」
「鶴丸、貴様斬られたいようだな…
「はは、鶴さん、ちょっと黙ろうか。」
「お覚悟‥よろしいですかな?」
「おぉ!やれやれ!鶴丸の旦那、骨は拾ってやるぜ!」
あんた達、こいつ搦みになると本当に見境無いな…
「え、ちょっと皆落ち着いて?ね?」
「……あんたは気にするな。これ、美味いな。おかわり。」