第56章 面談
扉を潜ると白い部屋に出た。
刀剣男士を連れた審神者達が何人も居る。他の本丸とは演練で毎日戦ってはいるが、自分達の仲間と同じ見目をしていても同じではない事が未だに慣れない。
不思議な感覚だ。
「あの青江は強そうだね、向こうの御手杵は優しそう。みっちゃん達はどこの子も格好いいよねぇ…」
「……皆、うちの奴等が一番ですよ。」
「うん、そうだね!長谷部もうちの子が一番格好いいよ!」
つい出た言葉に、嬉しそうに笑う。
俺達が主を一番に想う様に、主にも俺達を一番に想っていてほしいからな。当然だ。