第94章 今を生きる
「え?えーっと、人妻の膝の上で頭を撫でてもらいながら、お菓子をいっぱい食べさせてもらう!‥かな?」
「ふふ、やはりそうなるよね…私もね、主殿に頭を撫でてもらったんだよ。頭を撫でて、抱き締めながら沢山の感謝の言葉と尊敬の言葉をもらったんだ。‥大丈夫、自信をもってと、私がしっかり“一兄”をやれていると言って下さった。」
はぁ、と一呼吸置くと少し赤くなった頬を擦りながら、安心するんですよと目を閉じる。
「主殿の体温と言葉に安心して、思わず私も抱き締め返してしまったんだが、それでも笑って主殿は受け入れて下さった。大きな甘えん坊さん、と…」
うわわ、羨ましいんだぞ!俺も主に撫でられながら甘えん坊さんとか言われたいっ!