• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第94章 今を生きる


これはもう俺から先に謝った方がいいよね?怒られるのは完璧に解ってるから‥頭の中でぐるぐるそんな事を考えていると、机を挟んだ向かい側に一兄が座った。

「包丁?いつまで立っているつもりなのかな?ほら、そこに座りなさい。」

「あ…ぅ、あのっ!一兄ごめんなんだぞ!俺が主を連れてったから怒ってるの解ってるんだ。」

ごめんなさい!机に頭が当たるくらいに頭を下げて謝る。

「ほ、包丁?いいから、ほら頭を上げて。」

「…へ?だって、一兄怒ってたんだろ?」

へ?と、気の抜けた声を出して首を傾げた一兄に、思わず俺も同じように首を傾げた。

「‥ははっ、もう怒っていませんよ。だからほら、そこに座りなさい?」
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp