第92章 夜桜

「そんなになでたら背が縮んじゃう！」

「ふふ、蛍ちゃん本当は明石に褒めてもらいたいんだもんね？」

「はぁ！？べ、別にそんな事ないしっ！」

「明石もさ、心配なんだよね？蛍ちゃんが怪我しないかって。練度上げ終わった子いっぱ居るなら、わざわざ蛍ちゃんが危ない目に会う必要無いって言ってたしねぇ？でも、さぼりとこれとは別問題なんだよなぁ。」

「は…な、何で知ってますのん！？」

「審神者力、かなっ？」

へへっ、と笑った主ちゃんが蛍丸君と明石さんの頭を撫でる。

「そういうわけだから、仲良くしてね？で、ここの部屋の皆は着替えに行く事！きっと三日月達が居ると想うから、夕方までには着替えておいて。部屋に乱ちゃん行ってる筈だから、解らない事は乱ちゃんに聞いて。」

次に愛染君の頭を撫でると、部屋の入り口に立つ。