第91章 毒入りスープ
KP『じゃあ、礼拝室組と交代するね。‥礼拝室を見ると言っていた宗近さんと清光さん、それから下僕の部屋に居た仔鶴ちゃんはどうしてますか?』
清光『仔鶴が何か知ってるかもだし、ちょっと質問してみるよ。とりあえず‥「仔鶴は、いつからここに居るの?」って。』
仔鶴『首を傾げる。』
清光『「わからないって事?」』
仔鶴『こくこくと頷くな。』
清光『「じゃ、毒入りスープって何か解る?礼拝室って何の部屋か知ってる?」』
仔鶴『困った様に首を振ってから、礼拝室の方を見て、怯えた様にぶるりと肩を震わせる。』
宗近『「ふむ、何とも嫌な反応だな…」では、俺は礼拝室の扉に目星か聞き耳を振りたいんだが大丈夫か?』
KP『では、宗近さんは礼拝室と記されていた扉の前に立っています。分厚く、とても重そうなその扉には小窓がありました。』