• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第85章 暦


「ところで、うちの本丸には鳩さんが二羽居てだね…」

「「は、え?…本気かよ大将‥」」

「「あれだろ?修行呼び戻しの。今朝三日月の爺さんが餌やってたあれ…」」

「だって寂しいじゃん!!それに次の任務先、江戸城だ、し‥むぐぅ!」

ったく、こいつは何言ってんだ。

寂しいから早く帰ってきてくんなきゃ嫌だ!と騒ぐのを後ろから押さえる。

「……こいつの事は気にするな、お前等は自分のしたい事をしてくれば良い。良い経験になるはずだからな。」

「「大倶利伽羅さん、あんた変わったなぁ。オレ達短刀には前から優しかったけど、雰囲気自体柔らかくなった気がするぜ。」」

粟田口の厚とは池田屋で一緒に戦った。こいつの頑張りは知ってるからな。

「…どうだろうな。それより早く帰ってきてやってくれ。」

こいつが泣く前に、と言うと二人揃って大きく頷いた。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp