第2章 短篇~中篇くらいのもの/本編パロ
神威オチ。(たまに阿武兎)
「やっぱりご飯は美味しいですねー。」
雪乃は幸せそうに白米を口へ運んだ。神威と阿武兎は其れを見ながらおかずを口へ運ぶ。そして同時に頭の中では
((癒されるな…))
なんて思っていた。
基本的に夜兎族は大食いな者が多い。(神楽然り、神威然り…)当然のように飯を3~5合食べるものも居る。まぁ、目の前に居る春雨第七師団団長「神威」は其の範囲内に入るのだが。
だが雪乃も負けずに食べる。
現在食べている白米はどんぶり5杯目である。
其れも其のはず、ついさっきこの3人は他の邪魔な奴ら…つまり自分たちのしていることに対して不利益なものを殺処分してきた。
其の仕事が今日は5件もあったため、空腹は限界にまで達していたのである。
「仕事を終えた後はやっぱり美味しいですよねー…あ、すみません、御代わりください。」
と雪乃はどんぶりを阿武兎に手渡した。
「まぁ、俺は戦えればどうでもいいけど。でもご飯はやっぱり美味しいネ。あ、御代わりちょーだい、阿武兎。」
と頷きながら飯を口に運び、「炊飯器」を阿武兎に手渡す。
「俺は、雑用係じゃねぇんだけどなぁ。」
「「え、じゃぁお母さん。」」
打ち合わせでもしていたかのように雪乃と神威は言う。
「なんなんだよ、その息ぴったりでおじさんを虐めるの!?」
「「面白いから。」」
団員の笑い声と阿武兎の怒声が響く。
そんな、夕食の時間。