第2章 短篇~中篇くらいのもの/本編パロ
沖田オチ。
夜、屯所内を歩いているとふいに沖田が声をかけてきた。
「御嬢、どうしたんですかぃ?」
「ん、喉渇いたから水飲みに。」
沖田はまだ寝ていなかったようで隊服のままだった。沖田も勝手場まで着いてくれば「俺が持ってきまさぁ。」と水ではなくお茶を持ってきた。
「有難う。」
と其れを躊躇いなく飲む。
-それが、私の誤った選択だった。
「っ…あれ、なんでふらついて…」
急に視界が歪む。と、同時に身体が熱く火照り始める。
「即効性の媚薬でさぁ。俺のこと、何度言っても好きになってくれないから強硬手段に出たんでさぁ。」
と沖田が雪乃を支えながら言う。そしてそのままキスされる。
「ん、…っぅ、苦し、…」
少しずつキスは深くなり舌を沖田が絡めてくる。口を離すと吐息の音が2人きりの勝手場に嫌に響いた。
「媚薬って、別名ほれ薬とも言うんですぜぃ?まぁ、俺はこんなものなくてもいいんですがね。」
と沖田も粉状の媚薬をお茶で流し込んだ。だが、雪乃は頭がボーっとしていて何も考えられなかった。いや、一つだけ明確に考えていたことがある。
-早く、抱いて欲しい、と。
「沖田さ…っ、早く…」
そういって抱きつくと沖田は雪乃の服を脱がし、蕾に触れる。そのまま指を入れ、掻き回す。既にぬれていた其処は前戯入らないようだった。
「入れますぜぃ…」
沖田は自分自身を雪乃へと挿入した。
「んっ…」と声を我慢する。だが媚薬の性か感じたことの無い快感が電撃のように身体に走った。
そして水音が響く。激しく動かれるうちに身体が快感についていけなくなり雪乃は無意識のうちに腰を動かしていた。
「沖田さっ…もう、ひあぁ…!」
「御嬢…いや、雪乃。イっていいですぜ?俺も…もう限界でさァ。」
そういって沖田は笑う。同時に雪乃と沖田は果てた。中に熱いものが出される。そのまま息を荒くして沖田にしがみつくと耳元で、
「これからも、いっぱい愛してあげまさぁ。」
といい、キスした。