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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】



ゆるゆると腰を動かしながら、切なげな顔を見せる。
こうして梨央を見上げながらのセックスも好きだ。

「ああっ…」

声を漏らしながら腰をくねらせ、そのたびに二つの膨らみがぷるん、と揺れる。
堪らなく官能的で、それでいて綺麗。
ダイヤのピアスが煌めいて、尚のこと梨央の美しさを引き立てている。


「んんっ」

「すっげー厭らしいな、梨央。そんなに腰振って」

「や…、だって、止まらな…っ」


俺の肉棒を使って、こんなにも淫らに。
髪も呼吸も声も、表情すら乱して、俺で感じてる。


夢中になってる梨央を、まだまだ見ていたい。


でも


ほんの少し物足りない。



「…!?…ひゃあぁぁ!!」



下から突き上げると降ってくる、悲鳴のような声。
上半身を支えられないのか、しがみつくように俺の腹に両手を着いた。
意図してないんだろうけど、両腕に挟まれた胸がくっきりと谷間を作って、俺の視界のすぐそこで揺れている。
堪らず背中に手を回し、梨央を引き寄せた。

重力に任せ、俺の顔の目の前に落ちてくる固い突起。
舌を伸ばしまたそこにしゃぶりつき、下半身の突き上げはそのままに。


「やぁ…それ…っ、きもちいぃよ…っ」


「俺も…っ、梨央、もっと…いっぱい感じて…」


「もう…すっごく、いっぱい…!…だよ…?」









未だに勇気がなくて、伝えられない言葉がある。

だから、愛を込めたこの行為を、言葉の代わりにしてもいいだろうか?



「…っ、梨央…」


「も、また……イッちゃ、…ああっ!」


「いいよ…何度でも…、イカせてやるから…っ」


「はぁ、んっ…、ああぁ…っ!てっちゃぁん…!」


「梨央、…梨央…っ…!」












"愛してる"―――。


梨央…


本当に、愛してるんだ。





もしこの時、この言葉を躊躇うことなく梨央に伝えられていたら…



俺たちは、彷徨わずに済んだのだろうか―――。







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