第18章 愛すべき人
~放課後 校舎裏~
「相沢さんっ、急に呼び出してごめん。」
「で、用事って?」
「実は・・・ずっと好きでした!付き合ってください!」
私の返事はもちろん決まっている。
「ごめんなさい。」
「何で!?相沢さんは好きな人いなかったハズ!なら僕と付き合えるよね!?」
「だから無理なんです!」
「何で無理なんだ!付き合えよ!!」
奏多くんの口調がだんだん強くなってくる。
「無理なのは無理なんです!諦めてくださいっ!!」
「あなたと付き合うまで帰しません!!!」
「ええっ!?」
そんな・・・怖いよぉ・・・助けてお兄ちゃん・・・