第4章 聖夜の過去
~聖夜の回想~
オレは聖夜。8歳だ。オレの母は殺人で逮捕されている。だから、父と暮らしている。
・・・でも父はいつもオレに酷いことをする。
例えば、ご飯を一週間食べさせてくれなかったり、最悪の場合、外へ出てそこで寝ろと言われる。
ある日、父はオレをどこかへ連れてくと言った。どこへ連れて行かれるかと思ったら、森の奥深くだった。森は暗い。
「今日からお前はここで暮らせ。」
えっ・・・ウソだろ・・・
「何で?どうしてここで暮らさなきゃいけないんだ!?」
「お前のこと世話するの面倒になったから。文句言わず、ここで暮らせ!!」
そう言って父はオレを置いて車で逃げていった。
オレが森で泣いていると、ある男の人が手を差し伸べた。